ファイアテック、MED認証取得の室内発泡型高倍率泡消火システム「FTC-HEFS」およびPFOSフリー消火薬剤のグローバル展開を発表
2026年7月
船舶用防災・消火システムの世界的リーディングカンパニーであるファイアテックは、革新的な室内空気利用型固定式高倍率泡消火システム「FTC-HEFS」、および専用消火薬剤「FTHF2%」が、イタリア船級社(RINA Services S.p.A.、公認機関番号 0474)より、欧州海事機器指令(MED)に基づくEC型式承認(Module B)を正式に取得したことを発表いたしました。
本システムは、最新の国際海事機関(IMO)基準であるIMO MSC.1/Circ.1384および欧州規則(EU) 2025/1533に完全適合しています。2026年から始まる世界的なフッ素フリー(PFOS規制)合規化大潮において、世界の船東(船主)および造船所に対し、圧倒的な舾装工数(インストレーション・マンアワー)の削減と、環境に配慮した確実な法的適合性を同時に提供する革新的ソリューションです。
主な技術的特長とブレイクスルー
次世代型室内発泡技術(IMO MSC.1/Circ.1384適合): 外部から白鉄皮(亜鉛メッキ鋼板)の大型風道(Foam Ducts)やリモート防火ダンパーを介して外気を取り込んでいた従来の方式とは異なり、新型フォームジェネレーター(FTFG-30およびFTFG-100)は保護区画内の空気を直接利用して発泡を行います。これにより、船体構造を貫通する巨大な風道工事が完全に不要となり、造船所の設計・施工工数を劇的に削減し、過密な機関室上部スペースを完全に解放します。
2%低混合比・高性能PFOSフリー消火薬剤: 業界大手の江蘇索龍(Jiangsu Suolong Fire Science and Technology)との共同開発による専用消火液「FTHF2%」は、PFOS(全氟辛烷磺酸)を意図的に添加していない完全環境対応型です。2:98(2%)の低混合比設計により、船内の泡原液タンクの小型化を実現しました。
優れた海水発泡性と耐寒信頼性: RINA監修の厳格な火災試験において、「FTHF2%」は模擬海水を使用した際にも662倍という驚異的な発泡倍率(業界標準要求:600倍以上)を記録。20°Cにおける動粘度を200 mm²/s以下に抑え、最低使用温度-7°C、流動点-12°Cを達成したことで、寒冷地航路における泡ポンプの吸入性能と即応性を極限まで高めています。
技術・経営陣からのコメント: 「2026年現在の世界の船舶市場が求めているのは、環境への法的適合性と、船体構造・コストの最適化を同時にクリアする技術です。今回、FTC-HEFS室内発泡ハードウェアと江蘇索龍製FTHF2%無フッ素薬剤の両方でRINA MED Module B認証を同時取得したことは、その決定的な答えとなります。本システムは、舾装コストを大幅に削減すると同時に、Viking社の世界サービスネットワークを通じた長期の保守点検をパッケージで提供し、船主の营运リスクをゼロにします」
Firetec Marine / Marinesafes 一同